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足首の痛み

階段の上り下りや、朝起きて最初の一歩を踏み出したとき、あるいはスポーツのプレー中に「足首が痛い」と感じることはありませんか。足首は体重の数倍もの負荷を支える非常に重要な関節であり、一度痛めてしまうと日常生活に大きな支障をきたします。当院では、神戸大学病院や神戸労災病院などで20年以上にわたり整形外科専門医として研鑽を積んできた経験を活かし、患者さん一人ひとりの痛みの原因を丁寧に探ります。南芦屋浜エリアの皆さんが、再び痛みなく歩き、大好きなスポーツを楽しめるよう、全力でサポートいたします。少しでも違和感があれば、当院へお気軽にご相談ください。早期に適切な診断を受けることが、早期復帰への一番の近道となります。

足首の痛みの原因

足首の痛みの原因は、単なる「捻挫(ねんざ)」だけではありません。骨、軟骨、靭帯(じんたい)、腱(けん)など、多くの組織が複雑に絡み合っているため、痛みの出方や場所によって原因は多岐にわたります。私たちは、患者さんのライフスタイルや過去の怪我の履歴も含めて、多角的に原因を分析します。

外傷によるもの

最も多いのは、スポーツや歩行中に足首をひねってしまう足関節捻挫です。外側の靭帯を伸ばしたり切ったりすることが多いですが、放置すると関節が緩くなり、将来的な痛みの原因(リスク因子)となることがあります。また、激しい衝撃によって起こる骨折や、アキレス腱断裂も急激な痛みの原因となります。骨折の場合、小さな剥離骨折(はくりこっせつ)であっても、適切な固定を行わないと痛みが長引くことがあります。

使いすぎや加齢によるもの

スポーツ選手や、日常的に歩く量が多い方に多いのが「オーバーユース(使いすぎ)」です。アキレス腱周辺の炎症や、足の裏の膜が炎症を起こす足底腱膜炎などが代表的です。また、加齢によって関節の軟骨がすり減る変形性足関節症は、長年の負担が蓄積して起こります。特に過去に大きな捻挫をしたことがある方は、数十年後にこの症状が出やすい傾向があります。

足の形や靴の影響

「扁平足(へんぺいそく)」のように足のアーチが崩れていると、足首にかかる力のバランスが悪くなり、特定の部位に痛みが生じます。また、自分の足に合っていない靴を履き続けることも、足首周囲の腱に負担をかける大きな要因となります。当院では、足の形を詳細にチェックし、必要に応じて靴の選び方のアドバイスや、インソール(装具)の処方を行っています。

足首の痛みによって引き起こされる病気

足首の痛みを放置すると、以下のような具体的な疾患へ進行したり、合併したりすることがあります。専門医による診察で、他の深刻な病気の可能性を否定(その病気ではないと判断すること)しておくことが大切です。

足関節捻挫と靭帯損傷

足首を内側にひねることで、外側の靭帯(前距腓靭帯など)を損傷します。たかが捻挫と軽く考えられがちですが、靭帯が緩んだままになると「足関節不安定症」に陥り、何度も捻挫を繰り返すようになります。これが将来の変形性関節症の強力なリスク因子(病気を引き起こすきっかけ)となります。

変形性足関節症

足関節の軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなる病気です。初期は動き始めの痛みだけですが、進行すると足首が硬くなり(可動域制限)、歩行困難になることもあります。当院では、全身型骨密度測定器や高精度の画像診断を用いて、進行度を正確に評価します。

アキレス腱周囲炎・足底腱膜炎

アキレス腱やかかとの周りに痛みが出る疾患です。ふくらはぎの筋肉の硬さや、足のアーチの崩れが関係しています。朝一番の歩き出しが特に痛いのが特徴です。理学療法士によるストレッチ指導や、物理療法が非常に効果的です。

衝突性外骨腫(フットボーラーズアンクル)

サッカー選手など、足首を頻繁に動かすスポーツ選手に多い疾患です。関節の縁に「骨棘(こつきょく)」という骨の出っ張りができ、それがぶつかることで痛みが生じます。スポーツ時のパフォーマンス低下に直結するため、専門的なスポーツリハビリが重要です。

足首の痛みの処置や治療法

手術を回避し、いかに早く元の生活やスポーツに戻れるかを最優先に考えています。

理学療法士によるリハビリテーション

私たちは、リハビリテーションを治療の柱と考えています。経験豊富な理学療法士が、硬くなった関節をほぐし、弱った筋肉を鍛えるだけでなく、歩き方のクセや動作の指導を行います。足首だけでなく、膝や股関節の動きを改善することで、足首への負担を減らします。リハビリによって症状が落ち着いた状態(寛解)を維持することを目指します。

薬物療法と注射療法

痛みが強い時期には、消炎鎮痛剤の内服や湿布、あるいは関節内へのヒアルロン酸注射を行います。ヒアルロン酸は関節の滑りを良くし、炎症を抑える効果が期待できます。また、当院では痛みの部位をピンポイントで特定し、超音波(エコー)ガイド下で正確に注射を行うことで、より高い治療効果を追求しています。

装具療法(インソール作成)

足のアーチが原因で痛みが出ている場合、専門の義肢装具士と連携して、オーダーメイドのインソールを作成します。靴の中に入れるだけで足のバランスが整い、歩行時の痛みが劇的に軽減することも珍しくありません。

料金について

それぞれの費用は以下の通りです。

治療内容 費用の目安(税込) 備考
APS療法(片膝・片足) 330,000円 次世代PRP療法、自身の血液を利用
PFC-FD療法(1回) 165,000円 成長因子を濃縮、組織修復を促進
オーダーメイドインソール 約20,000円~ 保険適用の場合は後日還付あり

※自由診療については、診察料や検査料が別途かかる場合があります。また、治療の効果や予後(治療後の経過)には個人差があるため、事前のカウンセリングで詳しくご説明いたします。

足首の痛みについてのよくある質問

Q1. 捻挫をしてから数ヶ月経つのに、まだ痛みが引かないのはなぜですか?

A1. 靭帯が適切に修復されずに「関節の緩み」が残っているか、軟骨に損傷(骨軟骨損傷)がある可能性が考えられます。また、足首の周りの細かい筋力が低下していることも原因となります。一度エコーやレントゲンで詳しく検査し、リハビリで機能を再獲得することをお勧めします。

Q2. 足首が痛いときは、冷やすべきですか、温めるべきですか?

A2. 怪我をした直後の急激な痛みや腫れ、熱感があるときは「冷やす」のが基本です(RICE処置)。一方で、数週間以上続く慢性的な痛みや、お風呂で温まると楽になるような場合は、血流を良くするために「温める」ほうが良いでしょう。判断に迷う場合は診察時にアドバイスいたします。

Q3. 高齢でもリハビリで足首の痛みは良くなりますか?

A3. もちろん良くなります。高齢の方の足首の痛みは、筋力不足や足の変形が原因であることが多いです。当院では、無理のない範囲で、日常生活に必要な筋力やバランス能力を高めるリハビリを行っています。歩くのが楽になれば、心も体も健康的になりますので、ぜひご相談ください。

Q4. スポーツを続けながら治療することは可能ですか?

A4. 私たちは「できるだけ休まず、いかにプレーを続けるか」を共に考えます。完全な安静が必要な場合もありますが、多くの場合は練習メニューの調整や、テーピング、リハビリを組み合わせることで継続可能です。スポーツ医学を専門的に学んできた院長が、競技特性に合わせた復帰プログラムを提案します。

院長より

足首の痛みは、単なる「歩きすぎ」や「年のせい」で片付けられるものではありません。その裏には、必ず原因となる身体の変化が隠れています。

ささき整形外科リハビリクリニックでは、専門医としての確かな診断はもちろん、患者さんの「また走りたい」「旅行に行きたい」という想いに寄り添うことを大切にしています。芦屋市海洋町の皆さんが、地域の中で安心して通えるクリニックでありたいと考えています。

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