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腱板断裂

肩を動かしたときに鋭い痛みが走る、あるいは夜寝ているときに肩の痛みで目が覚めてしまう。そのような症状でお悩みではありませんか。芦屋市海洋町にある「ささき整形外科リハビリクリニック」では、肩の痛みの中でも特に多い疾患の一つである腱板断裂(けんばんだんれつ)の診療に力を入れております。腱板とは、肩の関節を支える4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱が合わさって板状になった部分を指し、これが骨から剥がれたり、切れたりしてしまうのが腱板断裂です。多くの方が「年齢のせいだから五十肩だろう」と自己判断して放置されがちですが、実際には腱が物理的に損傷しており、適切な診断と治療を行わないと肩の機能が徐々に低下してしまうことも少なくありません。芦屋市のシーサイドタウンエリアにお住まいの皆様が、再び快適に腕を動かせる喜びを取り戻せるよう、スタッフ一同親身になってサポートいたします。

腱板断裂の症状について

腱板断裂の症状は、単なる肩こりや一時的な痛みとは異なり、日常生活の何気ない動作に支障をきたすのが特徴です。初期段階では特定の動作でのみ痛みを感じることが多いため、見過ごされてしまうケースも多々あります。

夜間痛(やかんつう)による睡眠の妨げ

腱板断裂の患者さんが最も困る症状の一つが、夜寝ているときに現れる痛みです。寝返りを打った際や、痛みがある側の肩を下にして寝たときに激しい痛みが走り、目が覚めてしまいます。これは、夜間の安静時に肩の関節内の圧力が変化したり、炎症が強まったりすることが原因と考えられます。ぐっすりと眠れない日々が続くことは大きなストレスとなるため、早期の対処が必要です。

腕を上げる時の痛みと引っかかり感

腕を横から上に上げていく際、ある一定の角度(主に60度から120度の間)で強い痛みを感じることがあります。これは断裂した腱が周囲の骨や組織と擦れるために起こる現象です。また、腕を上げきることができても、下ろすときに急に力が抜けてしまったり、肩の中で「ゴリゴリ」という音がしたりすることもあります。洗濯物を干す動作や、高いところの物を取る動作が辛くなるのが代表的なサインです。

筋力の低下と腕の重だるさ

腱が切れていることで、筋肉の力が骨にうまく伝わらなくなります。そのため、痛みがあまりなくても「腕が重い」「力が入らない」と感じることがあります。特に、腕を上げた状態で保持することが難しくなり、気づかないうちに反対の手で支えるようになっている方もいらっしゃいます。筋力の低下を放置すると、周囲の筋肉まで痩せてしまう恐れがあるため注意が必要です。

腱板断裂の原因について

腱板断裂は、一つの原因だけで起こるわけではなく、複数の要因が重なり合って発生することが一般的です。当院では、患者さんの背景を詳しく伺い、何が根本的な原因となっているかを見極めます。

加齢による腱の質の変化

最も多い原因は、加齢に伴う腱の「変性」です。腱も加齢とともに弾力性を失い、脆くなっていきます。50代以降になると、特に大きな怪我をしていなくても、日常生活の中での繰り返しの動作によって、少しずつ腱が骨から剥がれてしまうことがあります。これは白髪が増えるのと同じような自然な変化の一部ではありますが、痛みが出た場合には治療の対象となります。

外傷(転倒や事故)による損傷

転倒して手をついたり、肩を強く打ったりした際に腱板が断裂することがあります。また、重い荷物を急に持ち上げようとした瞬間に、強い負荷がかかって切れてしまうケースも少なくありません。若年層やスポーツ選手の場合は、このような明らかな外傷がきっかけとなることが多い傾向にあります。

肩の使いすぎ(オーバーユース)

野球の投球動作やテニスのサーブ、水泳など、肩を大きく回す動作を繰り返すスポーツは腱板に大きな負担をかけます。また、仕事で腕を上げたままの作業を長時間続ける方も、腱板と骨が繰り返し衝突する「インピンジメント」という現象が起こり、腱が摩耗して断裂に至ることがあります。臨床経験豊富な当院では、こうした動作解析を含めた原因究明を行っています。

腱板断裂の病気の種類について

腱板断裂は、腱の状態や切れ方によっていくつかの種類に分類されます。この分類によって、選択すべき治療方針が大きく変わってきます。

完全断裂と不全断裂

腱の厚み全体が完全に切れてしまっている状態を完全断裂と呼びます。一方、腱の厚みの一部がつながっている状態を不全断裂と呼びます。不全断裂であっても、痛みや機能障害が強い場合は、完全断裂と同様に積極的な治療が必要になることがあります。エコー検査やMRI検査によって、どちらの状態であるかを正確に判断することが不可欠です。

断裂の大きさによる分類

断裂した範囲の大きさによって、小断裂、中断裂、広範囲断裂などに分けられます。断裂の範囲が広がるほど、肩を挙げる筋力が著しく低下し、治療の難易度も上がります。初期の小さな断裂のうちに発見し、それ以上の拡大を防ぐことが、将来的な肩の機能を守る鍵となります。

五十肩(肩関節周囲炎)との違い

腱板断裂とよく混同されるのが五十肩です。五十肩は関節の袋(関節包)が炎症を起こして固まる病気で、時間が経てば自然に痛みが和らぐこともあります。しかし、腱板断裂は「腱の物理的な損傷」であるため、自然に繋がることは稀です。五十肩だと思って放置していたら実は断裂だった、というケースが非常に多いため、整形外科専門医による「否定」-つまり正しい診断を受けることが大切です。

腱板断裂の治療法について

当院では、患者さんの年齢、活動度、断裂の程度を総合的に判断し、最適な治療計画を立案します。いきなり手術を勧めるのではなく、まずは身体に負担の少ない方法から検討いたします。

保存療法(お薬・注射)

炎症を抑えて痛みを取り除くために、消炎鎮痛剤の内服や湿布を使用します。痛みが強い場合には、肩の関節内にヒアルロン酸やステロイド剤を注入する注射療法を行います。これにより痛みが緩和されれば、リハビリテーションをスムーズに進めることが可能になります。当院では超音波(エコー)を用いて、患部を確認しながら正確に注射を行う手法を取り入れています。

理学療法士による運動療法

腱板が断裂していても、残っている他の筋肉を鍛えることで肩の機能を補うことが可能です。当院の専門的なリハビリテーションでは、理学療法士がマンツーマンで、肩甲骨の動きを改善したり、インナーマッスルを強化したりするトレーニングを指導します。運動機能の改善は、痛みの再発予防にも繋がります。

手術療法の検討と連携

保存療法を数ヶ月継続しても症状が改善しない場合や、筋力低下が著しい場合には、手術が必要になることがあります。その際は、関節鏡(小さなカメラ)を用いた低侵襲な手術が可能な提携病院をスムーズにご紹介いたします。術後のリハビリテーションは再び当院で行うことができ、一貫したサポート体制を整えています。

腱板断裂についてのよくある質問

Q1. 腱板断裂は放っておくと自然に治りますか?

A1. 残念ながら、一度完全に切れてしまった腱が自然に元の状態に繋がることはほとんどありません。放置すると断裂の範囲が広がったり、筋肉が脂肪に置き換わって萎縮してしまったりすることがあります。早めに適切な治療を開始することで、断裂の進行を抑え、機能を維持することが期待できます。

Q2. 五十肩との見分け方はありますか?

A2. 五十肩は「肩がどの方向にも固まって動かない」のが特徴ですが、腱板断裂は「反対の手で支えれば上がる」ことが多いのが一つの目安です。しかし、自己判断は非常に危険です。当院ではエコー検査でその場ですぐに腱の状態を確認できますので、まずは受診をお勧めします。

院長より

肩の痛みは、日常生活の質を大きく左右します。「着替えがしにくい」「夜に痛みで目が覚める」といった悩みは、想像以上に心身の負担になるものです。私はこれまで20年以上にわたり、多くの病院で肩や膝をはじめとする関節治療に従事してまいりました。その経験から確信しているのは、腱板断裂の治療において最も大切なのは、単に痛みを取るだけでなく、いかに元のスムーズな動きを取り戻すかという機能回復の視点です。

特に理学療法士と連携した運動療法は、肩のバランスを整える上で欠かせません。芦屋市海洋町という落ち着いた環境の中で、患者さんお一人おひとりとじっくり向き合い、納得のいく治療を提供することをお約束します。「もう年だから」と諦める必要はありません。どうぞリラックスして、お気軽にささき整形外科リハビリクリニックの扉を叩いてください。あなたの肩の痛みに、全力で寄り添い、共に解決の道を探していきましょう。

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