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再生医療

私たちは、従来の薬物療法や手術療法に加え、患者さん自身の細胞や血液の力を活用する「再生医療」に力を注いでいます。院長は、神戸大学大学院やアメリカのピッツバーグ大学にて、膝関節治療や再生医療の世界的権威である教授陣のもとで研鑽を積んでまいりました。手術を避けたいと願う患者さんのための「第3の選択肢」をご提案します。膝の痛みやスポーツによる怪我で悩む方が、再び元気に歩き、競技に復帰できるよう、一人ひとりに最適な機能回復を目指します。専門的な知見に基づいた、優しく寄り添う医療を心がけていますので、どうぞ安心してお越しください。

再生医療の施術について

再生医療とは、怪我や病気によって失われた身体の機能を、自分自身の細胞や血液成分を用いて回復させることを目指す治療法です。私たちの身体には、もともと傷ついた組織を治そうとする自然治癒力が備わっています。再生医療は、その力を最大限に引き出し、特定の部位に集中させることで、治りにくい組織の修復を促すことを目的としています。

当院では、特に関節の痛みやスポーツ外傷に対して、以下のような再生医療の提供を行っています。これらは入院の必要がなく、外来で受けることができるのが大きな特徴です。それぞれの施術について詳しく解説します。

※当院の第2種・第3種のPRP療法、第2種の自己由来脂肪幹細胞の再生医療は再生医療委員会および厚生労働省により令和8年8月28日に承認されています。

PRP(Platelet-Rich Plasma多血小板血漿)療法

PRP療法は、患者さんご自身の血液から、組織の修復を促す「成長因子」を多く含む「血小板」のみを濃縮して取り出し、痛みのある患部に注入する治療です。血小板には、血管を新しく作ったり、細胞を増殖させたりする成分が含まれており、これを活用することで炎症を抑えたり組織の修復を早めたりする効果が期待できます。スポーツ選手の怪我の治療だけでなく、変形性膝関節症などの慢性的な疾患にも用いられます。

【PRP療法に含まれる成長因子】

 

価格(1回の料金)※採血・遠心分離・注射含む

治療の種類(使用するPRPキット) 費用(税込み)
PRP 50,000円
高容量-PRP(ACP MAX使用) 149,600円

PRP(多血小板血漿)療法 実際の手順(治療の流れ)

厚生労働省に認可された施設内で専用の医療機器を用いて製剤化を行うため、採血当日に治療を受けることができます。

STEP 01. 問診・診療

関節の痛みの状態やこれまでの治療歴について、丁寧にお伺いします。

STEP 02. 採血

患者様のご状態に合わせ、15〜170mlの採血を行います。

※治療の確実性を高めるため、患者様毎に医師の判断で採血量を調節します。

STEP 03. 加工

特殊な医療機器(遠心分離機)を用いてPRPを抽出・製剤化します。

STEP 04. 患部へ注射

採血から約30分後に関節に注射します。

PRP療法が適応となる主な症状と疾患

再生医療は、これまでの治療では十分な改善が見られなかった方や、できるだけ手術を避けたいと考えている方に適しています。主に以下のような症状や疾患が対象となります。

これらの疾患は、日常生活の質を著しく低下させますが、再生医療によって組織の修復環境を整えることで、症状の寛解(症状が落ち着くこと)を目指すことができます。

PRP療法のメリットと注意点

再生医療には、従来の外科的な手術とは異なる多くの利点がありますが、同時に理解しておくべき点も存在します。メリットと、リスクを含む注意点を整理してご紹介します。

再生医療の主なメリット

  • 自分自身の血液や細胞を用いるため、アレルギー反応などの副作用のリスクが低い。
  • 外来での注射による治療が中心となるため、身体への負担が少なく、入院が不要である。
  • 手術や入院を回避できる可能性があるため、仕事や家事、スポーツを休む期間を短縮できる。
  • 高齢の方や、合併症のために手術が難しい方でも治療を受けられる場合が多い。

注意点とリスク

  • PRP療法では、ヒアルロン酸などの保険診療での注射と同様に注射部位の疼痛や感染のリスクがあります。
  • 再生医療は自由診療となるため、健康保険が適用されず自己負担となります。また、治療の効果には個人差があり、全ての患者さんで必ず治るという保証はありません。注入後に一時的な痛みや腫れ、内出血が生じることがありますが、多くは数日で落ち着きます。治療を受ける際は、医師から十分な説明を受け、納得した上で選択することが大切です。

PRP療法についてのよくある質問

Q1. 治療を受ければすぐに痛みは消えますか?

A1. 再生医療は、薬による一時的な痛み止めとは異なります。組織の修復を促すプロセスが必要なため、効果を感じるまでに数週間から数ヶ月かかることが一般的です。徐々に痛みが和らいでいく経過をたどることが多いでしょう。

Q2. 高齢でも治療を受けることは可能ですか?

A2. はい、可能です。再生医療はご自身の細胞や血液を用いるため、身体への負担が非常に少なく、高齢の患者さんでも安心して受けていただけます。変形性膝関節症でお悩みの方には特に良い選択肢となります。

Q3. 治療後に運動の制限はありますか?

A3. 注入当日は激しい運動や入浴を控えていただきますが、翌日からは日常生活に制限はありません。むしろ、適切なリハビリテーションを組み合わせることが、治療効果を高めるために重要だと考えています。

Q4. 何回くらい治療を受ける必要がありますか?

A4. 症状や治療法により異なりますが、PRP療法の場合は半年で5回施行等、数回繰り返すことでより高い効果が得られるとの報告があります。

Q5. どのような症例に効果がありますか?

A5. 変形性関節症では変形の進んだ末期の症例より変形の少ない初期から中期の症例に効果が高いです。

Q6. なぜ保険適用ではないのですか?

A6. 再生医療の一つであるPRP療法は歴史が新しく、国が定める保険診療の審査に必要な有効性・安全性・客観的データが蓄積されている途中段階です。また医療費抑制のため高度で特殊性の高い治療は自費になる背景もあります。

当院でおこなっている再生医療の診療について

ささき整形外科リハビリクリニックでは、単に再生医療の注射を行うだけでなく、患者さんの全身の状態を正確に評価することから始めます。私たちは、再生医療を単発の処置としてではなく、包括的な治療の一部として位置づけています。芦屋市のこのクリニックで、整形外科専門医としての誇りを持って診療にあたっています。

専門的な知見に基づいた正確な評価

院長は、神戸大学病院や神戸労災病院などの基幹病院で20年以上の臨床経験を積み、特に膝関節の治療において多くの実績を残してきました。また、アメリカのピッツバーグ大学では、再生医療の基礎研究に直接携わり、組織がどのように再生されるかを深く学んできました。この経験を活かし、患者さんの病態が再生医療に適しているかどうかを、専門医の目で見極めます。

理学療法士によるリハビリテーションとの融合

再生医療によって組織の環境が良くなっても、周囲の筋力が弱かったり、関節の動きが悪かったりしては、痛みの再発を防ぐことはできません。当院では、経験豊富な理学療法士が常駐しており、再生医療と並行してリハビリテーションを行います。身体の機能を根本から改善することで、注射の効果を最大限に引き出し、長期的な健康維持をサポートします。

 

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