下肢の痛み・しびれ
足に痛みやしびれを感じながら生活を続けることは、心身ともに大きな負担となります。芦屋市海洋町のささき整形外科リハビリクリニックでは、こうした下肢のトラブルを抱える方々に対し、整形外科専門医としての20年以上の臨床経験に基づいた専門的な診療を行っています。下肢の痛みやしびれは、単なる疲れや加齢によるものだけではなく、背骨や関節、ときには血管や末梢神経の病気が隠れていることも珍しくありません。また、理学療法士による個別のリハビリテーションプログラムを通じて、機能回復だけでなく、再発しにくい体づくりもサポートします。スポーツを愛する方々が、再び自分自身の足で元気に歩き、活動できる喜びを取り戻せるよう、スタッフ一同、誠心誠意向き合わせていただきます。
下肢の痛み・しびれの原因
足の痛みやしびれの原因は多岐にわたり、複数の要因が絡み合っていることも少なくありません。整形外科の診療現場では、大きく分けて以下の4つのポイントから原因を特定していきます。
1.脊椎(腰)に由来するもの
下肢を司る神経は、すべて腰の骨である腰椎の間から出ています。そのため、腰に何らかの異常があると、足に痛みやしびれが走ることが非常に多いです。これを放散痛や関連痛と呼びます。神経が物理的に圧迫されるだけでなく、炎症が起こることで症状が強く出ることがあります。
2.関節や骨の変形に由来するもの
膝関節や股関節の軟骨がすり減ることで、周囲の神経を刺激したり、炎症性の痛みを生じさせたりします。当院は膝関節外来に強みを持っており、膝の変形が原因で足全体のバランスが崩れ、しびれに似た感覚を引き起こしているケースを多く経験しています。
3.血管のトラブルに由来するもの
神経だけでなく、血流の悪さが原因となることもあります。動脈硬化が進み、足への血流が不十分になると、歩行時に痛みやしびれ、冷えを感じるようになります。これは閉塞性動脈硬化症などの疾患で見られる特徴的なサインです。
4.末梢神経の障害によるもの
腰から出た神経は、足先まで細長く伸びています。この経路の途中で、筋肉や靭帯によって神経が締め付けられることがあります。足首の周囲で起こる足根管症候群などがその代表例です。
下肢の痛み・しびれによって引き起こされる病気
症状の出方や強さによって、考えられる疾患は絞られてきます。私たちが臨床でよく遭遇する代表的な疾患をまとめました。
腰部脊柱管狭窄症
高齢の方に多く見られる疾患で、背骨の中にある神経の通り道である脊柱管が狭くなることで起こります。歩いていると次第に足が重くなったり、しびれたりして歩けなくなりますが、少し前かがみで休むと再び歩けるようになる間欠性跛行が典型的な症状です。
腰椎椎間板ヘルニア
比較的若い世代から中年層に多く、骨と骨の間にあるクッションの椎間板が飛び出し、神経を圧迫します。片側の足に鋭い痛みとしびれが走ることが多く、前かがみの姿勢で悪化するのが特徴です。
変形性膝関節症
膝の軟骨が摩耗し、関節内に炎症が起こる病気です。初期は立ち上がりや歩き始めの痛みですが、進行すると膝だけでなく、ふくらはぎや足の甲の方まで重だるい痛みや違和感が広がることがあります。当院では膝関節の専門医として、詳細な評価を行います。
坐骨神経痛
病名ではなく症状の名前ですが、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が刺激されることで起こります。お尻から太ももの裏、すねにかけて電気が走るような感覚や、筋肉が突っ張るような感覚を伴います。
下肢の血流障害
特に糖尿病や高血圧などの持病がある方に注意が必要です。神経ではなく血管が原因の場合、足が異常に冷たく感じたり、皮膚の色が変わったりすることがあります。これを見逃さないことが、早期復帰への第一歩となります。
下肢の痛み・しびれの処置や治療法
当院では、まずは正確な診断を最優先し、その上で患者さんのライフスタイルや希望に合わせたオーダーメイドの治療を提供します。
正確な評価と骨密度測定
診断を確かなものにするために、当院では精度の高い全身型骨密度測定器を導入しています。骨粗鬆症が隠れている場合、軽微な圧迫骨折が神経症状の原因となっていることもあるからです。適切な治療方針を立てるために、全身の状態を科学的に把握します。
保存的療法(お薬と注射)
痛みが強い時期には、消炎鎮痛剤や神経の痛みを和らげるお薬を使用します。また、痛みのポイントに直接アプローチするブロック注射なども検討します。これにより、痛みの悪循環を断ち切り、リハビリテーションに取り組みやすい状態を作ります。
理学療法士によるリハビリテーション
当院が最も大切にしている治療の柱の一つです。理学療法士が、硬くなった筋肉をほぐし、弱くなった筋力を強化するための運動指導を行います。歩き方の癖や姿勢を矯正することで、神経への負担を軽減し、根本的な改善を目指します。リハビリテーションを通じて健康維持をサポートすることが私たちの役割です。
下肢の痛み・しびれについてのよくある質問
Q1. 痛みはないのですが、足がしびれるだけでも受診して良いですか?
A1. もちろんです。しびれは神経からの重要なサインであり、痛みがなくても進行している場合があります。早期に原因を特定することが大切です。
Q2. 芦屋市外からも受診は可能ですか?
A2. はい。芦屋市内の方はもちろん、西宮市や神戸市など近隣のエリアからも多くの方にご来院いただいております。
Q3. リハビリはどれくらいの頻度で通うのが良いでしょうか?
A4. 患者さんの症状にもよりますが、初期は週に2回から3回程度、状態が安定してきたら週に1回程度で継続される方が多いです。無理のないペースを相談して決めましょう。
院長より
足に痛みやしびれがあると、外出が億劫になり、気持ちまで沈んでしまうことがあります。私はこれまで20年以上の長きにわたり、大学病院や基幹病院の第一線で多くの患者さんの足の悩みと向き合ってきました。特に膝関節に関しては、アメリカでの研究も含め、どうすれば手術をせずに、あるいは最小限の負担で元の生活に戻れるかを追求してきました。芦屋市に開院したこのクリニックでは、その経験をすべて注ぎ込み、地域の皆さんが笑顔で歩き続けられる未来を支えたいと考えています。
「もう年だから仕方ない」「どこに行っても同じだ」と諦める前に、ぜひ一度当院に相談してください。専門医としての視点だけでなく、一人の人間として、患者さんの不安に寄り添うことをお約束します。私たちは、一人ひとりの声に耳を傾け、現在の痛みを和らげるだけでなく、5年後、10年後も健康に過ごせるための予防医療にも全力で取り組みます。リハビリ室では、専門の理学療法士が温かくお迎えします。どんな些細な悩みでも構いません。皆様の「一歩」を応援するために、私たちはここにいます。
