リハビリテーション
リハビリテーションとは、単に筋力を鍛えたり関節を動かしたりするだけの訓練ではありません。怪我や病気によって損なわれた身体機能を回復させ、患者さんが本来持っていた「自分らしい生活」を取り戻すための大切なプロセスです。当院では、20年以上の病院勤務で培った臨床経験を持つ整形外科専門医の視点から、一人ひとりの状態に合わせた最適なプログラムを立案します。芦屋市海洋町の皆様が、住み慣れた地域で元気に動き続けられるようサポートいたします。
私たちのクリニックには、国家資格を持つ理学療法士と作業療法士が在籍しており、医師と密に連携を取りながら運動機能の改善と維持を目指します。特に膝関節の痛みやスポーツによる怪我、加齢に伴う歩行の不安など、多岐にわたるお悩みに対応可能です。リハビリテーションを通じて、痛みを取り除くだけでなく、再発しにくい身体作りを一緒に行っていきましょう。芦屋駅周辺にお住まいの方や、お仕事帰りの方も通いやすい環境を整えてお待ちしております。
リハビリテーションで診る症状
リハビリテーションが必要となるきっかけは、日常の何気ない動作の中に隠れています。私たちは、以下のような症状を持つ患者さんに対して、機能回復のためのアプローチを行っています。
身体の痛みや違和感
- 階段の昇り降りで膝が痛む
- 椅子から立ち上がる時に腰が重い
- 肩が上がらなくて服の着替えが辛い
- 歩いていると足の付け根が痛くなる
動きにくさやしびれ
痛みだけでなく、手足の動かしにくさや、不快なしびれもリハビリテーションの対象です。神経の通り道が圧迫されたり、筋肉が硬くなったりすることで起こる症状に対し、適切な運動療法を提案します。
スポーツによる不調
スポーツを愛する方にとって、怪我による休止は大きなストレスです。当院では、早期復帰を目指すとともに、怪我をしないためのフォームチェックや柔軟性の向上を目的としたリハビリテーションを行います。競技特性に合わせた専門的なトレーニングを提供いたします。
歩行の不安定感と転倒不安
加齢とともに筋力が低下すると、どうしても歩行のバランスが崩れやすくなります。「最近よくつまずくようになった」「外を歩くのが怖くなった」というお悩みは、リハビリテーションで筋力とバランス感覚を養うことで解消できる可能性があります。予防医療としての側面も重視しています。
リハビリテーションで診る病気
当院では、整形外科疾患全般のリハビリテーションに対応しています。特に専門性の高い分野を含め、以下の疾患が代表的です。
膝関節周囲の疾患
院長は神戸大学大学院やアメリカのピッツバーグ大学で膝関節治療を専門に学んできました。その経験を活かし、専門的な加療を提供します。
- 変形性膝関節症(膝の軟骨がすり減る病気)
- 半月板損傷(膝のクッションが傷つく怪我)
- 前十字靭帯損傷(膝を支える靭帯の断裂)
- 膝蓋骨脱臼(お皿の骨がずれる状態)
脊椎・脊髄に関する病気
日本整形外科脊髄脊髄病医の資格を活かし、首や腰の深刻な症状にも対応します。手術を回避するための保存療法として、また手術後の回復を早めるためのリハビリテーションとして重要です。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 頚椎症性神経根症
- 坐骨神経痛
関節リウマチと骨粗鬆症
日本整形外科学会認定リウマチ医として、関節の変形を予防し、動かせる範囲を維持するためのリハビリテーションを行います。また、全身型骨密度測定器を用いた評価に基づき、骨折しにくい身体作りを指導します。
スポーツ外傷・障害
野球肘、テニス肘、ジャンパー膝、疲労骨折など、過度な使用による「使いすぎ(オーバーユース)」の改善を目指します。正しい身体の使い方の再習得が重要です。
当院のリハビリテーションで行う検査やアプローチ
当院のリハビリテーションは、正確な診断と評価から始まります。単にマッサージをするのではなく、医学的根拠に基づいた「運動療法」を主軸としています。
評価とカウンセリング
まず、理学療法士と作業療法士が関節の動く範囲、筋力、姿勢、歩行動作などを細かく評価します。どこに負担がかかっているのか、なぜ痛みが出ているのかという原因を究明し、患者さんと目標を共有します。
運動療法(メディカルエクササイズ)
筋肉を鍛える、柔軟性を高める、神経の伝達をスムーズにするなど、身体を動かすことで機能を回復させる方法です。自宅で行える「自主トレ」の指導も丁寧に行い、治療効果の持続を図ります。
物理療法(機器を用いた治療)
痛みの緩和や血流改善を目的として、様々な医療機器を使用します。リハビリテーションの効果をより高めるための補助的な手段として有効です。
- 電気刺激療法(筋肉の緊張をほぐす)
- 温熱療法(患部を温めて血流を促す)
- 牽引療法(脊椎の圧迫を軽減する)
リハビリテーションについてのよくある質問
Q1. どのような服装で通えばよいですか?
A1. 膝や肩など、患部を出しやすく、動きやすい服装が理想的です。お着替えをお持ちいただければ、院内で着替えることも可能です。靴は履き慣れたスニーカーなどの歩きやすいものをお勧めします。
Q2. リハビリテーションは週に何回通うのが理想ですか?
A2. 患者さんの症状や目的によって異なりますが、開始当初は週に2回から3回程度通っていただき、正しい動作を身につけていただくことが多いです。症状が安定してきたら、回数を調整し、自宅でのケアに移行していきます。
Q3. 痛みがある時にリハビリをして大丈夫ですか?
A3. 痛みが強い場合は、まず安静や投薬で炎症を抑えることが優先される場合もあります。しかし、動かさないことで関節が硬くなるのを防ぐため、痛みを確認しながら可能な範囲で動かすことも大切です。医師が判断しますのでご安心ください。
Q4. 高齢ですが、リハビリをしても効果はありますか?
A4. もちろんです。何歳からでも筋肉やバランス感覚は鍛えることができます。現状よりも動きを楽にすること、転倒を予防して骨折を防ぐことは、健康寿命を延ばすために非常に意義があります。
Q5. スポーツをしている子供もリハビリを受けられますか?
A5. はい。成長期のお子さんは骨や関節が未発達なため、特有の怪我(成長痛や剥離骨折など)が起こりやすいです。専門的な視点から、競技への早期復帰と怪我の再発予防をサポートします。
当院のリハビリテーション診療について
ささき整形外科リハビリクリニックの診療において、リハビリテーションはまさに核となる部分です。私はこれまで20年以上にわたり、大学病院や基幹病院の整形外科部長として、数多くの手術を手がけ、そして手術後の患者さんが回復していく姿を見てきました。そこで痛感したのは、適切なリハビリテーションこそが、治療の成否を分けるということです。
私たちのクリニックでは、単に痛みを取る対症療法ではなく、なぜその痛みが出たのかという根本原因にアプローチすることを大切にしています。例えば膝の痛み一つをとっても、足首の硬さや股関節の筋力不足が原因であることは珍しくありません。こうした全体像を捉えた診療は、多くの臨床経験を積んだ整形外科専門医だからこそできることだと自負しております。
また、私はピッツバーグ大学でスポーツ医学の権威であるFreddie Fu教授に師事し、膝関節治療の世界的標準を学びました。その知見を活かし、プロのアスリートから部活動に励む学生さんまで、質の高い復帰プログラムを提供します。
芦屋市海洋町のささき整形外科リハビリクリニックは、患者さんの「また歩きたい」「もっとスポーツを楽しみたい」という前向きな気持ちを全力で応援します。精度の高い全身型骨密度測定器を用いた骨粗鬆症治療も含め、総合的なリハビリテーション体制を整えています。痛みや不調を諦めてしまう前に、ぜひ一度、私たちのクリニックへご相談ください。共に健康な未来を目指しましょう。
